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宇都宮市、235件分の情報流出 伴走支援対象事業者の募集メール誤送信

栃木県宇都宮市は2025年6月6日、同市が実施する「高付加価値旅行者誘客事業」に関連するメール誤送信が発生したことを公表。
業務受託事業者が、伴走支援対象事業者の募集に関するメールを6回に分けて送信した際、本来は他の受信者のアドレスが表示されない「BCC」で送信すべきところを、誤って「TO(宛先)」に設定したことで、受信者同士のメールアドレスが閲覧可能な状態となった。
これにより、235件のメールアドレスが流出している。
誤送信に気付いたのは2025年6月9日。
受託事業者が自ら事案を確認し、同日に報告を行ったという。
公表時点でメールアドレスの流出による二次被害は確認されていない。
誤送信の原因は、送信形式の設定ミスによるもので、BCCではなくTOに設定したことによる人的な操作ミスだった。

対応として、受託事業者は当日中に対象者全員に対し、誤送信の謝罪と当該メールの削除を依頼するメールを送信。
市は受託事業者に対し、個人情報の取り扱いに細心の注意を払うよう指導。
メール送信前に内容を複数人で確認するダブルチェックの実施など、人為的なミスの防止策を徹底するよう求めている。

【参考記事】
https://www.pref.tochigi.lg.jp/index.html