河合楽器製作所は、2025年4月21日に群馬エリアの音楽教室会員463名に対して送信したメールにおいて、本来「BCC(ブラインド・カーボン・コピー)」欄に入力すべきメールアドレスを誤って「宛先」欄に入力して一斉送信。
すべての受信者に他の会員のメールアドレスが表示される状態で送信してしまったとのこと。
同社によると、誤送信が行われたのは4月21日に3歳児向けの生徒募集に関する案内メールを会員に送付する際、メールアドレスが可視化された状態で一斉送信されたという。
翌日4月22日に担当者がメールの送信状況を確認し、問題に気づいたという。
流出した情報はメールアドレスのみで、氏名や住所などその他の個人情報や機密情報の流出は確認されていないとしている。
同日、対象会員に対して誤送信のお詫びとメールアドレス削除のお願いを記載したメールを、今度は適切に「BCC」欄を使用して再送。
現時点では、二次被害や不正利用の報告もないとされているが、同社は「不審なメールが届いた際には、リンクを開いたり、パスワードなどを入力したりしないよう注意してほしい」と呼びかけている。
河合楽器製作所はこれまでにも個人情報保護に関する社員教育を実施してきたとしつつ、「今回の件は人為的ミスおよびチェック体制の不備が原因」と説明。
今後は全社員への個人情報保護方針の再確認と、社内教育のさらなる徹底を行う方針を明らかにした。
【参考記事】
https://www.kawai.co.jp/