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春日部市の民生委員、35世帯の個人情報記載の名簿紛失 誤廃棄のうたがい

埼玉県春日部市は、2025年2月に市内の民生委員が高齢者名簿を紛失していた事実を確認したと発表した。
名簿には、米島地区の一部に住む75歳以上の高齢者35世帯、計48名分の個人情報が記載されていたという。

紛失が確認された名簿には、2023年10月25日時点での氏名、住所、生年月日、年齢が記載されており、市が非常勤特別職の地方公務員である民生委員に貸与していたもの。
高齢者の見守り活動、主に定期訪問を支援する目的で利用されていたとのこと。
市の説明によると、2024年12月末頃、当該民生委員が自宅で関係書類を整理していた際に、誤って名簿を廃棄した可能性があるという。

現在までに名簿は発見されておらず、情報の流出が確認されたという報告は市には届いていない。
また、市は他の民生委員全員に名簿の所在を確認し、紛失はしていないことを確認した。
市では、対象となる全世帯を担当職員が直接訪問し、経緯の説明と謝罪を実施。
今後、情報が流出した事実が判明した場合には、事案に応じた適切な対応を行うとしている。
再発防止策としては、すべての民生委員に対し、月に1度の名簿所在確認をチェックリスト形式で実施させ、市へ結果を報告させるという。
また、名簿は市が配付した赤色の保管ファイルに綴り、所定の場所で保管することを徹底する。

【参考記事】
https://www.city.kasukabe.lg.jp/index.html