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個人情報へのクラウドアクセス可能なPCやスマホが盗難【宮城県】

宮城県がベトナムで展開する人材支援業務に関連し、現地で業務を担当している企業の社員が盗難被害に遭遇。
個人情報流出の恐れがあることが明らかになった。

盗難被害が発生したのは、県がベトナム・ハノイ市に設置した「宮城県キャリアサポートセンター」に関連する委託業務で、委託契約を結んでいる「東洋ワーク」社の現地駐在社員の自宅が被害に遭ったという。
被害は現地時間の4月10日未明から11日午前7時の間に発生し、業務に使用していたパソコンとスマートフォンが盗まれたとのこと。
機器内には、宮城県で日本語学習や就労を希望するベトナム人の情報にアクセスするための手段が含まれており、クラウド上の個人情報が含まれていた可能性がある。

被害発覚後、県と受託業者は、情報流出の恐れがある関係者に対し事情説明と注意喚起を実施。
また、盗まれたスマートフォンの使用停止措置とともに、アカウントの停止やパスワードのリセットなどの対応を行っている。
現時点で情報流出に関わる実害は確認されていない。
宮城県は、東洋ワーク社に対し、個人情報の管理体制について厳重に注意し、再発防止策を検討のうえ速やかに報告するよう求めている。
県は「多大なご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げる」としたうえで、今後同様の事故が発生しないよう情報管理の強化に努める方針を示している。

【参考記事】
https://www.pref.miyagi.jp/