BSデジタル放送チャンネルを提供している「BSフジ」のECサイトで発生した個人情報流出事案に関する続報が発表された。
今回の続報により、新たに2024年3月12日から6月15日にかけて購入を行った顧客も、流出の可能性がある対象に含まれることが明らかになっている。
問題の発端は、2024年9月13日、フェリシモがBSフジに対し、倉庫管理システムを提供している株式会社関通がランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたと報告したことに始まる。
フェリシモは、BSフジから発送業務を委託されている企業であり、関通のシステムを業務に利用していた。
続く9月17日には、フェリシモから個人情報漏えいの可能性がある旨の追加報告がBSフジに届けられた。これを受けてBSフジは、2024年9月12日から90日間(〜6月15日)を対象とした個人情報流出の可能性について、2024年10月22日に最終報告を公表していた。
しかし、2025年2月6日、フェリシモが関通とのやり取りの中で、流出の可能性がある期間が当初の90日ではなく、さらに90日遡った「2024年3月12日から6月15日」であると判明し、これをBSフジに報告。調査の結果、追加で対象となる顧客の存在が確認された。
流出の可能性がある情報として、氏名、住所、電話番号、メールアドレスの4項目であり、クレジットカード番号やパスワードなどの重要情報が流出した可能性はないという。
また、追加対象となる顧客の情報が実際に流出した事実は現時点で確認されていない。
BSフジは、今回の事案に対し「多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、公式サイト上で最新の情報を公表している。
【参考記事】
https://www.bsfuji.tv/