松山大学および松山短期大学で、個人情報流出の可能性が判明した。
公表では2025年1月3日に、同大学の教育職員が個人情報を含むパソコンを自宅のWi-Fiに接続し、インターネットを利用していた際に問題が発生したという。
パソコンの画面に警告音とともに警告画面が表示され、教育職員はこれを正規のセキュリティ警告と誤認。
画面の指示に従い、記載されていた連絡先へ電話をかけた。
その後、電話の相手の指示に従って操作を行った結果、パソコンがリモート操作可能な状態となり、不正アクセスを受ける状況に陥った。
さらに、セキュリティ強化を名目に料金の支払いを求められたことで詐欺と気付き、被害を報告。
この間にパソコン内のデータが外部へ流出した可能性が懸念されている。
なお、当該パソコンには889名分の個人情報が含まれていたとのことで、学籍番号、氏名、生年月日、性別、成績、レポート、編入学試験の出願書類などが該当していたという。
松山大学は対応として、2025年1月6日に教職員向けの注意喚起を実施。
フィッシング詐欺の手口や対策について説明し、同様の被害を防ぐための取り組みを強化している。
また、今後も計画的に啓発活動を行い、個人情報の適切な管理を徹底するという。
【参考記事】
https://www.matsuyama-u.ac.jp/