東京都立の高等学校で、教諭が生徒240名分の個人情報を記載した教務手帳を紛失した。
学校によると、教務手帳には生徒の氏名、出欠状況、評価に関する記録などが記載されていたという。
紛失が発覚したのは2025年2月4日で、教諭が教科準備室で手帳が見当たらないことに気付き、副校長に報告。
2月5日から10日にかけて、教職員による校内捜索が行われたほか、週末には校長や副校長も調査にあたったが、手帳は見つからなかったという。
なお、当該教諭が教務手帳を校外に持ち出した事実は確認されていない。
2月12日、学校は全校生徒へ経緯を説明し謝罪。
2月14日には保護者説明会を開き、状況の説明と謝罪を行っている。
現在のところ、個人情報の外部流出や二次被害は報告されていない。
再発防止策として、学校では個人情報管理に関する研修を追加で実施し、管理職による教務手帳の保管徹底を強化する方針をとのこと。
東京都教育委員会は、都立高校の全校長に対し個人情報の取扱いに関する注意喚起を行う予定だという。
【参考記事】
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/