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埼玉県の保健所で医療法関連書類が所在不明に 運搬業者「すでに処分済み」

埼玉県草加保健所において、医療法の規定に基づく届出文書が誤って廃棄されていたことが判明。
医療法人の運営や管理に関わる重要事項が記載されていたとみられている。

県の公表によると2024年12月17日、草加保健所の職員がキャビネットの中身を段ボール箱に移し、一時的に床に置いていたところ、これらの文書が誤って廃棄物として運搬業者に引き渡されたという。
翌日文書の所在が確認できないことに気づいた職員が廃棄の事実を突き止め、運搬業者に問い合わせたところ、既に回収物が処分済みであることが確認されている。
廃棄された文書は、草加保健所管内の13医療法人が12月1日から16日の間に提出した「決算届」「役員変更届」「登記事項変更登記完了届」などだった。

草加保健所は、関係する医療法人に対し電話や訪問で事実関係を説明し謝罪。
「文書の保存と管理が不十分であった」とコメントした上で、今後は文書の適正な保存管理を徹底するための新たな運用ルールを導入し、使用後の文書をキャビネットに戻すことを厳守するなど管理体制を強化する方針を示している。

【参考記事】
https://www.pref.saitama.lg.jp/