日本郵便九州の元社員、不正入手した情報で1,230万円横領 懲戒解雇

日本郵便社九州支社の元社員が、貯金払戻金を横領した事件が発覚した。

発生局は宮崎昭和郵便局で、同元社員が2022年8月から2024年2月までの間、窓口で複数の顧客の通常貯金や定額貯金を払い戻し、現金を交付せずに横領していたという。
また、不正に入手したゆうちょ銀行総合口座通帳やキャッシュカードを使用し、無断でATMから現金を払い戻して窃取していたことも確認されている。
顧客から不審な取扱いに関する連絡が入ったことで問題が浮上しており、その後の社内調査によって判明している。
当該事案による被害者は9名で、被害額は約1,230万円とされている。

九州支社は対応として、2024 年 4 月 22 日時点で当該元社員を懲戒解雇。
被害を受けた顧客に対して謝罪と実損額の補償を進められており、今後の再発防止策に向けたコンプライアンス指導を徹底していく方針としている。

【参考記事】
宮崎県 宮崎昭和郵便局元社員による貯金払戻金横領等
https://www.post.japanpost.jp/index.html