111名分の生徒指導要録を紛失 会議室で作業中行方知れずに【川崎市】

神奈川県川崎市の教育委員会は、市内の小学校で児童の個人情報が記載された指導要録の一部を紛失したことを発表した。
紛失した書類は、川崎市立の小学校6年生111名分に関するもので、個人情報には住所や生年月日、教科の評価や評定、行動や出欠の記録が含まれていたという。

教員5人が進学先の中学校に提出するために書類を金庫から取り出し、会議室で作業していた際に紛失が発覚。
作業中に1人が別の書類の廃棄作業を行っていた際に書類が机の上からなくなっていたとのことで、校内やゴミ箱からも見つからなかった。

市教育委員会によると、個人情報の流出は確認されていないという。
市教委指導課課長は「児童の成績が記載された書類でご心配をおかけしています。このようなことが起きないよう、電子化による対応を早々に進めたい」とコメント。
今後の対応として、川崎警察署には遺失届が提出されており、引き続きの捜索調査が進められている。

【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240412/k10014420261000.html