静岡県水産加工業協同組合連合会において、同会が使用しているパソコンから個人情報の流出が懸念されている。
同会は、静岡県焼津市から深層水脱塩施設の日常管理運営業務を委託されており、情報流出が懸念されているのは施設利用者の個人情報という。
3月14日、委託先の従業員がパソコンを操作中にウイルス感染の表示があり、対応のためシャットダウン。
その後、別の職員が異変を確認して市に報告したことで事態が発覚した。
焼津市はパソコンを回収して調査したところ、記録されていた個人情報が流出した可能性が浮上した。
流出したとみられる個人情報は約15,000件とみられており、登録番号や氏名、住所、電話番号などが含まれていたことが確認されているという。
なお、クレジットカード番号や金融機関口座番号などの情報は影響の対象外とされている。
情報流出の事態発覚後、焼津市は個人情報保護委員会に報告。
焼津市は専門業者に情報流出のログ解析を依頼し、当該事案により影響を受けた関係者には個別での連絡が実施されるとのこと。
焼津市および水産加工業協同組合連合会は、情報管理の強化を図って同様の事態の再発防止に努めるとしている。
【参考記事】
深層水脱塩施設の委託契約にかかる個人情報漏えいのおそれについて
https://www.city.yaizu.lg.jp/business/suisan-nougyo/fisheries/index.html
