【高知労働局】労働者208名分の個人情報を誤ってメールに添付し情報流出

高知労働局の労働安定部職業安定課において、メールの誤送信で情報流出が発生したという。

安定課職員が、A社の労働者情報が含まれたデータを、誤ってB社及びC社労士事務所にメール送信し情報流出したというもの。
安定課職員はA社から送られた労働者情報データをZIPファイルにまとめて保存していたが、その後B社及びC社労士事務所とのやり取りの際誤って当該ZIPファイルをメールに添付し送信した。
メールを受信したC社労士事務所からの指摘により誤送信が判明している。

なお、ZIPファイル内にはA社労働者208名分の個人情報が記録されており、氏名、雇用保険被保険者番号、入社年月日、在籍状況、退職日、所定外労働時間、有給休暇の情報などが含まれていた。

誤送信発覚後、高知労働局はA社に謝罪。
今後の対策として、デスクトップ上に文書ファイルの保存を禁止し、指定された場所に保存を徹底するとのことで、外部からの個人情報含むファイルの受け取り時は、速やかにファイル名変更とパスワード設定を行うとしている。
また、外部への個人情報含むファイル送信時は、暗号化と送信前の確認を上司によるものとし、パスワードの設定を徹底。
所属職員には保有個人情報の適正な管理に関する基本動作を徹底し、意識啓発と自主点検を行い、再発防止を図るという。

【参考記事】
高知労働局における個人情報漏えいの発生について
https://jsite.mhlw.go.jp/kochi-roudoukyoku/newpage_00849.html