新生児や保護者情報含む書類、投函後に紛失 原因不明【杉並区】

東京都杉並区が実施している「すこやか赤ちゃん訪問事業」において、個人情報を含む書類が紛失する事態が発生した。

公表によると経緯は、同事業を委託契約している訪問指導員が新生児宅への訪問で記録票等を作成した後、「高井戸保健センター」あてにレターパックにてポストへ投函した後紛失が発生したという。
送られたレターパックが高井戸保健センターに未着である事態が確認され、郵便局の調査によっても発見に至らなかったとして事故原因は不明とされている。
紛失した書類には「すこやか赤ちゃん訪問記録票」「質問票」「確認票」「すこやか赤ちゃん訪問報告」が含まれており、新生児および保護者の氏名、生年月日、住所、子育てに関する保護者への質問と回答が含まれていたという。

対応として、対象となる新生児宅に既に高井戸保健センターの保健師が訪れており、紛失に関する謝罪と説明を行った。
なお、現時点で個人情報の第三者への流出や不正使用の事実は確認されておらず、被害の拡大は防がれているという。
杉並保健所保健サービス課は、再発防止策として訪問記録票等の管理体制の見直しを行うとともに、訪問指導員に対して個人情報の適切な取り扱いについて周知と指導を強化する方針を示している。

【参考記事】
すこやか赤ちゃん訪問記録票等の紛失について(6年1月24日)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0601/1092755.html