神奈川県横須賀市立の学校で、生徒の個人情報が記載された複数の機密書類が誤廃棄される事態が発生している。
事故の経緯によれば、新年度の学級資料作成における作業時に誤廃棄が発生したとのこと。
作業工程で入学関係書類は、作業スペースではなく所定の保管場所に戻されるべきだったが、担当職員はそれを行わずにかごに入れて保管していた。
翌日、作業を再開しようとした際に書類が見つからず、全職員で捜索を行ったところ、シュレッダー済みの紙屑の中から多数の紙片が見つかったことで、誤って廃棄されたことが判明した。
誤廃棄された書類として、生活環境記録、定期健康診断保健調査票、個人情報外部提供についての承諾書、通学方法届出書、宿泊的行事参加承諾書の5種類の書類が当てはまるという。
なお、各書類には41名分の個人情報が記載されており、氏名・生年月日・住所・連絡先、家族構成、健康状態、通学方法などが含まれていた。
学校は事故発生後、保護者に対し謝罪と経過説明を実施し、必要な書類の再提出を依頼している。
今後は個人情報の取り扱いに細心の注意を払い、文書の適正な保管と廃棄前の確認を徹底し、再発防止に努めると説明されている。
【参考記事】
市立学校における個人情報の誤廃棄について
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/shisei/koho/news_release/backnumber/index.html