熊本県天草市の「経済部農業振興課」が公開していた地域計画に関するPDFファイルに、農業者の個人情報が含まれていた。
ファイルには個人名などが文字データとして残っており、第三者が取得できる状態だったという。
対象は個人・法人情報3,442件に及んでいる。
市によると、農業者名を白文字で処理したデータをPDF化して掲載したことが原因で、コピー&ペースト操作により文字が読み取れる状態だったとのこと。
問題は、他自治体で同様の事例が報じられたことを受けて確認し判明した。
調査から、公開されていた該当ページに256名の利用者が合計360回アクセスしていたことが明らかになっている。
市は問題発覚後、該当ページを非公開に変更。
個人情報保護委員会への報告、関係者への通知を進めている。
なお公表時点で二次的な情報流出は確認されていないという。
再発防止策として、職員の情報セキュリティ意識の徹底と、ホームページ掲載前の複数人確認体制を強化する方針で、「ご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます」とコメントしている。
【参考記事】
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/list00712.html