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「日本郵便」外部から計887名分の個人情報書類みつかる事態【大阪】

「日本郵便」社の高槻郵便局(大阪府高槻市)で取り扱った保険申込書の写しなどが社外で発見される事案が発生。
これは2016年4月から2019年3月までの間、同局で顧客から預かった保険申込書など計632枚で、記載されていた個人情報は合計887名分にのぼるという。

同社によると、発覚のきっかけは2025年6月に、京都市内で書類の一部を拾った人物が保険会社へ届け出たことだった。
調査の結果、書類は高槻郵便局で取り扱われていたものであることが確認され、同社が社内調査を進めたところ、過去に在籍していた職員が関与していた可能性が判明。
この職員はすでに退職しており、現在は連絡が取れない状況とされている。
日本郵便は大阪府警に相談し、調査を継続中だ。
流出した書類には氏名、住所、生年月日、契約内容などが含まれていたが、現時点で不正利用などの被害は確認されていないとのこと。
対象となった保険契約には、「かんぽ生命保険」社や「東京海上日動火災保険」社をはじめとする複数の保険会社が含まれていたという。
日本郵便は今回の事案を受け、「お客さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げる」とコメント。
今後は情報管理体制の見直しや再発防止策の徹底を進める方針を示している。
なお、10月23日時点で、日本郵便公式サイトでは引き続き調査を継続しており、詳細が判明し次第あらためて報告する予定とのこと。

【参考記事】
https://www.post.japanpost.jp/index.html