2025年10月6日、石川県野々市市（ののいちし）で実施されていた国勢調査の活動中に、個人情報を含む調査書類が紛失していたことが明らかになった。
紛失したのは「調査世帯一覧」と呼ばれる書類1枚で、市内の調査区23世帯分の世帯主氏名や住所、世帯員数などが記載されていた。
10月6日に調査員から「担当地区の調査世帯一覧を紛失した」との報告が市の実施本部に寄せられたことで問題が判明。
調査員は10月3日、担当区域内で国勢調査への回答を促す案内チラシを配布しており、その際に書類を紛失した可能性が高いという。
報告を受け、市職員や指導員が調査員の自宅や配布区域を捜索するも、書類は発見されていない。
その後、警察署へ遺失届を提出。
公表時点で書類の所在は確認されていない。
市は翌7日以降、紛失した書類に記載された23世帯を順次訪問し、事情説明と謝罪を実施。
今後の再発防止に向けて、調査員や指導員への教育・指導を徹底し、個人情報を扱う書類の管理体制を一層強化する方針を示した。
市は「関係する世帯の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げる」とコメントしており、今後は書類の持ち出しや取り扱い手順の見直しを進めるという。
【参考記事】
https://www.city.nonoichi.lg.jp/
