2025年10月14日、医薬品の研究・販売を行う「EAファーマ」社で、メールの誤送信による情報流出が発生した。
同社によると誤送信は、10月7日に統合マーケティング本部の担当者が、講演会の案内メールを送信する際に発生。
メールソフト「Outlook(アウトルック)」の操作を誤り、本来は宛先が非表示となる「BCC」欄に入力すべきメールアドレスを、「TO」欄に入力して送信していたという。
これにより、受信者全員のメールアドレスが他の宛先にも表示される状態となっている。
受信者から「他の人のメールアドレスが見える」との指摘を受けて誤送信が発覚している。
さらに社内で確認したのち、送信取り消しを試みたものの、その操作により再びメールアドレスが表示される結果となった。
流出した情報は医療関係者994名のメールアドレスが挙げられている。
EAファーマは原因について「社員の単純な操作ミスおよびチェック体制の不備」と説明している。
同社は、同日中に講演会関係者へ状況を報告。
20時には誤送信先全員に謝罪メールを送付し、誤送信メールの削除依頼を実施。
今後はメール送信時のルールを見直し、誤送信防止の仕組みを強化するという。
また、全社員を対象に個人情報保護と情報セキュリティに関する再教育を実施し、再発防止に努める方針を示した。
また「不審なメールを受け取った場合は、本文中のリンクを開いたり、個人情報を入力したりしないよう注意してほしい」と呼びかけている。
【参考記事】
https://www.eapharma.co.jp/