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委託先の社労士が計49名の個人情報を第三者に誤送信【三重県】

三重県福祉監査課の監査業務を委託していた社会保険労務士が、誤って個人情報を含む資料を第三者に送信する事案が発生。
個人情報が流出したという。

県によると2025年8月27日、同労務士が監査対象の保育所1か所の事前提出資料(PDFファイル)を自分のメールアドレスに転送する際、似たアドレスを誤って入力して送信したという。
送信直後に本人が誤送信に気づき、削除依頼のメールを複数回送信したが、現時点で返信はなく、受信者の特定や削除確認は取れていないとのこと。
当該PDFファイルには、保育所の園長や職員43名分の職種・氏名・性別・年齢・最終学歴・資格の有無・給与額などの詳細情報に加え、退職者6名分の退職年月日や理由など、計49名の個人情報が含まれていたとされている。
なお現時点で不正利用などの被害は確認されていない。

県は、翌日に三重県社会保険労務士会(県内の社会保険労務士で構成される団体)を通じて報告を受け、9月3日に当該労務士とともに保育所を訪問して説明と謝罪を行っている。
今後、誤送信先に対して引き続き削除依頼を行うとともに、個人情報保護の徹底を図る方針だという。
また、個人情報を含む資料を外部委託先に共有する仕組みを見直し、再発防止策として外部送信を原則中止するとのこと。
県は「再発防止を徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。

【参考記事】
https://www.pref.mie.lg.jp/index.shtm