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「匿名の封書」届く 銀行取引先65社分のリスト置き忘れで情報流出の可能性【水戸市】

茨城県水戸市に本店を置く地方銀行「常陽銀行」において法人顧客情報が外部に流出したという。

2025年9月に常陽銀行本部に匿名の封書が届いたことをきっかけに調査を実施。
5年前に同銀行の支店で法人顧客リストを営業活動のため紙媒体で持ち出していた職員が、訪問先企業に誤って当該リストを置き忘れたことが確認された。
リストは後日回収されたものの、一時的に第三者の目に触れた可能性があるという。
リストには、取手支店、藤代支店、戸頭支店、取手西支店の法人取引先65社の情報が記載されており、取引店番号や取引先番号、法人名称、住所、融資残高、インターネットバンキング利用の有無、内部格付、電子申告利用の有無などが記載されていた。

同行は、対象となった法人顧客に個別に事実関係を説明し謝罪。
また、監督官庁にも報告を行い、関係者への処分を含めて内部調査を進めるとのこと。
常陽銀行は「社会的信用が重視される金融機関として、このような事態を招いたことを深く反省している。全役職員が一丸となり、内部管理体制の強化と再発防止に取り組む」とコメントした。

【参考記事】
https://www.joyobank.co.jp/