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国勢調査4世帯分の個人情報紛失「付箋にメモしていたが…」【青森県】

2025年9月20日、青森県むつ市で実施された国勢調査の現場で、調査員が4世帯分の個人情報を記載した付箋用紙を紛失する事案が発生した。

調査は自治体から委嘱された調査担当者が各世帯を訪問して情報を収集されていたが、9月20日に調査員が担当地区を巡回訪問していた際に紛失が発生。
調査員は聴き取り内容を一時的に付箋用紙にメモしていたが、自宅で正式な調査用紙に転記しようとした際、4世帯分の付箋用紙を紛失していることに気づいたという。
翌日に調査員本人が担当地区を捜索したものの、発見できず、同日に市の担当部署へ報告した。
市によると、紛失の原因は、付箋用紙という落下や紛失のリスクが高い媒体に個人情報を記入していたことに加え、情報管理体制が不十分だったと説明している。

市は22日と23日に対象世帯を訪問して経緯を説明し謝罪。
その際、4世帯のうち1世帯の分については付箋が発見され、回収されている。
再発防止策として、すべての国勢調査員に対して個人情報保護の重要性を再度徹底するとともに、今後は付箋などの一時的な記録媒体を使用せず、必ず所定の「調査世帯一覧」の写しを利用するよう統一する方針を示した。

【参考記事】
https://www.city.mutsu.lg.jp/government/about/