2025年10月1日、北九州市で個人情報を含む業務用USBメモリ1個が紛失していたことが明らかになった。
北九州市社会福祉協議会によると、紛失が発覚したのは9月24日で、門司区役所の相談窓口で、USBメモリが所定の保管場所にないことで問題が浮上。
捜索を行うも、公表時点で発見に至っていないという。
紛失したUSBメモリには、市の生活困窮者自立支援相談事業に関連するデータが含まれており、この事業は、生活に困っている人を対象に仕事探しや家計相談などを支援する行政の取り組みを指す。
該当するデータとして、2022年4月から2025年9月までに相談を受けた805名分の個人情報(氏名、住所、相談内容など)が挙げられている。
公表時点で個人情報の流出や不正利用の報告は確認されていないとのこと。
市社会福祉協議会は、影響を受けた805名に対し、謝罪文書の送付や電話連絡を実施。
再発防止策として、業務用USBメモリの使用を廃止し、データ管理方法を見直す方針とのこと。
北九州市は、市民に対し、個人情報の取り扱いについて改めて注意を呼びかけるとともに、影響を受けた可能性がある方は市社会福祉協議会に問い合わせるよう求めている。
【参考記事】
https://news.tnc.co.jp/news/articles/NID2025100127445
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-5020019152