2025年7月9日、大阪府高槻市の市立中学校で、部活動に関する個人情報が生徒の目に触れる事案が発生した。
対象となったのは、部員23名分の「競技技術の習得状況」や「指導上の留意点」などが書かれた文書だった。
同日午後、部活動の顧問と生徒の会話の中で、当該文書の存在を生徒が知っていることが判明。
学校側が調査したところ、別の顧問が部員へ荷物を預けた際、その中に問題の文書が含まれていたことが分かる。
荷物は回収されるも、その時点では「他者に閲覧されていない」と判断され、学校への報告は行われなかった。
後の聞き取り調査で、少なくとも8名の生徒が文書を見ていたことが確認されている。
なお、二次被害は確認されていないとのこと。
学校側は、部員全員とその保護者を対象に説明会を開き、事案の経過説明と謝罪を実施。
高槻市教育委員会は、再発防止策として個人情報管理に関するマニュアルの徹底と、学校内での事務処理ミス防止の強化を挙げ、「市民の信頼回復に努める」とコメントしている。
【参考記事】
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/index2.html