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クラウド共有設定ミスして生徒211名分情報流出 奈良市内の中学校

2025年6月9日、奈良市内の中学校で個人情報の流出が発生。
PTA総会の議決資料をGoogleドライブに保存する際、教職員が共有設定を誤ったことにより、生徒や教職員の個人情報が奈良県内の学校関係者に公開されたという。

奈良市によると、2025年6月9日、市立中学校の教職員が、奈良県の教育機関で利用されているGoogleドライブにPTA総会の議決資料をアップロード。
しかし、ファイルの共有範囲を適切に設定せず、県内の他の学校関係者が閲覧可能な状態となっていたという。
流出した資料には、生徒211名と教職員27名の個人情報が含まれていたという。
原因は「人的ミス」と説明されている。

問題発覚後、奈良市は速やかにファイルのアクセス制限を実施し、関係者への謝罪を行った。
なお個人情報の不正利用は確認されていないものの、複数のアクセスが記録されており、情報が閲覧された可能性が懸念されている。
再発防止策として全教職員への情報管理研修の強化と、クラウドサービスの設定確認プロセスの見直しを進めているとのこと。
奈良市教育委員会は、公式ウェブサイトで「関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます」と謝罪。
信頼回復に向けて取り組む姿勢を示した。

【参考記事】
https://www.city.nara.lg.jp/