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巡査、私的に住所や連絡先など不正に取得 懲戒処分から依願退職【埼玉県警】

2025年8月6日、埼玉県警は越谷警察署に勤務していた32歳の男性巡査を、個人情報保護違反を理由に懲戒戒告処分としたと発表。
男性巡査は、署内の職務用パソコンを使用し、業務とは無関係な人物の住所や連絡先などを不正に取得し、家族など第三者に流出させたとされていう。

県警によると、不正取得の対象は元妻の知人男性で、巡査は2024年9月から複数回にわたり照会を実施。
入手した情報を親族に伝えていた。
2月に関係者からの情報提供を受けて県警が調査し、内部不正が判明している。

巡査は地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで書類送検され、容疑を認めている。
背景には元妻やその知人とのトラブルがあり、早期解決を図ろうとしていたと説明しているとのこと。
この巡査は懲戒処分発表後、依願退職。
県警は「県民の信頼を裏切る行為であり、深くおわびする。再発防止に努める」とコメントしている。
今回の事案は、内部関係者による不正アクセスの典型例とされ、専門家からはアクセス権限の適正管理や利用ログ監査の強化が必要だとの指摘が出ている。

【参考記事】
https://www.saitama-np.co.jp/articles/152336/postDetail
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000444679.html