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受講生421名と講師17名の名簿情報流出か ランサムウェア攻撃【INPIT】

特許情報や知的財産に関する研修・情報提供を行う公的機関「工業所有権情報・研修館(INPIT)」が、外部講師の所属事務所で個人情報が流出した可能性があると発表。
対象は、INPITが実施する「調査業務実施者育成研修」の受講生421名と講師17名の氏名で、過去5回分の研修名簿に記載された情報とのこと。

事態が発覚したのは2025年7月27日で、外部講師の所属事務所がランサムウェア攻撃を受けたことが原因とされている。
INPITは7月31日に事務所から報告を受け、8月1日に該当する受講生と講師に連絡している。
事務所は直ちにサーバーを遮断し、警察や個人情報保護委員会に通報。
情報セキュリティ専門会社に調査を依頼し、原因究明と再発防止策を進めているが、調査には時間がかかるとされている。
公表時点で、情報が外部に流出した事実や悪用された事例は確認されていないとのこと。
INPITは今回の事態を重く受け止め、外部講師への指導強化や情報管理の徹底など、再発防止に向けた対策を講じるという。

【参考記事】
https://www.inpit.go.jp/index.html