千葉県印西市は、青少年事業に関する個人情報を保存したUSBメモリが紛失し、約2,000名分の情報が外部に流出した可能性があると公表した。
このUSBメモリは、印西市青少年相談員連絡協議会の事務文書を保存していたもので、市の青少年相談員が私用中に紛失したとのこと。
該当する相談員は市職員で、休暇中の2025年7月11日、事業に関するデータ修正のためにUSBメモリを持ち出して作業を行っていた。
翌12日、石川県内の宿泊施設で再度作業しようとした際に紛失に気付くも、所持品確認や宿泊施設への問い合わせでも発見には至っていない。
紛失したUSBメモリには、過去11年分の青少年事業参加者1,960名分と、青少年相談員87名分の個人情報が記録されていたとのこと。
氏名・性別・住所・電話番号・メールアドレスのほか、参加者に関しては保護者氏名や血液型に関する情報が含まれていたとされている。
市は、「信頼を損ねる事態を招いた」として謝罪。
今後は、個人情報の取り扱いや管理体制の見直しを図り、関係職員および関係者に対する再教育と再発防止策を徹底するとしている。
なお、現時点で情報の不正利用などは確認されていませんが、該当する関係者には注意喚起が行われる予定だという。
【参考記事】
https://www.city.inzai.lg.jp/