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都立高等学校、屋外プールから記録用紙が散乱 110名分の生徒個人情報

東京都内の都立高等学校において、生徒の個人情報を記載した記録用紙が紛失する事態が発生。
記録用紙は、屋外プールでの水泳補講中に突風で飛ばされ、一部は敷地外へ出てしまったと見られている。

問題が起きたのは、2025年7月15日。
水泳の補講を行っていた教諭が、屋外プールで使用していた記録用紙3枚を突風により飛ばされ、そのうち2枚は回収できたものの、残りの1枚が敷地外に流され、見つからなかった。
紛失した記録用紙には、生徒110名分の情報が記載されていましたとのことで、氏名、出席番号、性別、水泳に関する記録が該当している。
学校側は2日間、全校体制で敷地内外を捜索するも記録用紙の所在は確認できていない。
公表時点で情報の外部流出や、悪用などに関する報告はないとされている。

学校は対応として、生徒および保護者に対して、2025年7月18日に学年集会と臨時保護者会を開き、経緯説明と謝罪が行っている。
再発防止策として、今後は個人情報の取り扱いに関する教職員研修を実施。
また、記録書類の管理方法を再確認し、厳格な運用を徹底する方針だという。
一方で東京都教育委員会は、都内すべての都立高校に対し、個人情報管理の徹底を再度通知するとのこと。

【参考記事】
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025