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ふるさと納税申込者の氏名や住所が閲覧可能に、およそ29,645件【島根県】

2025年7月18日、島根県隠岐郡に位置する「海士町(あまちょう)」は、ふるさと納税の申込者に関する個人情報が、インターネット上で外部から閲覧できる状態にあったことを明らかにした。

海士町は、ふるさと納税の各種サイトから寄附があった際、申込者の氏名や住所などを専用メールアドレスに転送する仕組みを採用しており、その際にGoogle社の「Googleグループ」機能を利用していた。
しかし、このメールシステムの閲覧設定に不備があり、関係業者間のメールの一部が外部から閲覧できる状態だったことが、2025年7月2日に外部からの指摘によって発覚。
これにより、2021年4月12日から2025年7月2日までの間に海士町にふるさと納税を申し込んだ利用者の個人情報およそ29,645件が流出したとされている。
該当する個人情報には氏名、住所、メールアドレスなどが該当している。

海士町は対応として設定の修正が行い、外部からの閲覧は遮断している。
また、関係する全ての対象者に対して、個別にメールで事情を報告し、謝罪の連絡を行った。
公表時点で、流出した個人情報が悪用されるなどの二次被害は確認されていない。
海士町は再発防止策として、情報責任者以外による設定変更の禁止や、職員教育の強化を図るとしている。

【参考記事】
https://www.town.ama.shimane.jp/information/