2025年7月11日、大阪府が運営するホームページに掲載された「統合型リゾート(IR)」に関する資料の中に、誤って個人情報が含まれていたことを明らかにした。
掲載資料は一定期間、閲覧可能な状態にあり、少なくとも37名分の個人情報が流出したとみられている。
問題が発覚したのは2025年7月9日。
大阪府民から「自分を含む複数名の個人情報がウェブ上の資料から見える状態になっている」と、府の問合せセンターを通じて通報があったこと問題が浮上。
調査の結果、IR推進局の公開資料の一部で、特定の操作を行うことで個人情報が閲覧できる状態だった。
なお、流出したとされる情報は、2022年1月から2月にかけて予定されていた「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備計画(案)」に関連する説明会の申込者情報(氏名、メールアドレス、住所、電話番号、会社名など)だった。
今回の流出は、資料の公開前に十分な確認を行わず、特定の操作で個人情報が表示される仕様に気づかないまま掲載してしまったことが原因とされている。
大阪府は、対応として直ちに該当の個人情報削除を実施。
対象となった37名に対し、事実経過の説明と謝罪を行っている。
大阪府IR推進局では、今後ホームページに資料を掲載する際には、複数の職員によるチェック体制を徹底する方針とのことで、組織内でも本件を周知し、個人情報保護に対する意識の向上と再発防止に努めるという。
【参考記事】
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/0-Curr.html