資料ダウンロード

大阪・関西万博「不正なアクセスです」正規利用を促す対策を導入

大阪・関西万博の主催団体「2025年日本国際博覧会協会」は、公式デジタルチケットサイトにおける不正アクセスの対策を強化したと発表。
背景には、予約・抽選機能の不正利用と見られる行為の広がりがあるとされている。

同協会によると、パビリオンやイベントの事前予約に関して、予約システムの一部を不正に操作しようとするアクセスが確認されたことを受けて、セキュリティ機能の強化を実施。
不正行為が検出された場合は「不正なアクセスです」との警告を表示し、即座にログアウト処理を行う仕組みが導入された。
さらに、利用規約に違反する行為があったと判断された場合には、対象となるチケットIDを無効化する措置も講じるという。
これにより、すべての来場希望者に公平な予約機会を提供し、サイト運営の健全性を保つ狙いとされている。
協会は公式サイトにて、予約ページの不正利用、サイト運営の妨害、不正な目的でのアクセスなどを禁止事項として定めており、違反者に対してはアクセス制限などの措置を取るとしている。
協会は、万博公式チケットサイトの全利用者に対し「正規の方法での利用」を呼びかけており、安心・安全なイベント運営を目指して対策を強化していく方針とのこと。

インターネット上では「予約が解禁される3日前に、URLの一部を手動で変更することで通常より早く予約ページにアクセスできる」といった、いわゆる“裏ワザ”が拡散しており、動画投稿サイトやSNSで注目を集めている。
このような行為について、協会は明確な言及は避けているものの、セキュリティ強化がその対策の一環であると見る向きもある。

【参考記事】
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250710-02/