東京都東久留米市の市立中学校で、生徒の個人情報が記録されたSDカードが紛失していたことが明らかになった。
紛失が発覚したのは、市内の中学校で実施された中間テスト(英語科)の採点前の答案が保存されたSDカード1枚。
このカードには、第1学年から第3学年までの生徒482名分の「学年・組・出席番号・氏名・解答」が含まれており、個人を特定できる情報が含まれていた。
市の教育委員会が状況を把握したのは、2025年6月23日。
中間テスト自体は5月15日と16日に実施されており、発見までに1か月以上が経過していたことになる。
市の発表によれば、現在のところSDカードの持ち出しや第三者による不正使用などの事実は確認されておらず、採点業務にも影響はなかったと説明されている。
市は引き続きSDカードの捜索と紛失経緯の調査を行っており、今後は対象となる生徒と保護者を対象に臨時保護者会を開き、謝罪とともに詳細な説明を行う予定という。
また、市内すべての小中学校に対しても、個人情報の取扱いについて注意喚起を行ったとのこと。
また、万が一情報が外部に流出しているような状況が確認された場合には、学校または担当課に連絡するよう市は呼びかけている。
市の教育部は、情報管理体制の強化や教職員への指導を徹底し、同様の事故を防ぐ方針を示している。
【参考記事】
https://www.city.higashikurume.lg.jp/