2025年7月1日、八重山郵便局(沖縄県石垣市)において、顧客の個人情報である氏名や住所、電話番号など記載された書類を紛失していたことを発表。
流出した情報は19,000件以上にのぼり、その大半は宅配サービス「ゆうパック」や国際郵便の取り扱いに関する記録だったという。
日本郵便の沖縄支社によると、2025年5月下旬に紛失が判明。
局内で書類の保管状況を確認した際、保管箱の数が管理記録と一致していないことが発端とされている。
社内調査の結果、保存箱10箱分の書類が見つからず、これらが誤って他の古い書類とともに廃棄された可能性があるとみられている。
紛失した情報として、ゆうパックや国際小包などの受付時控、書留郵便物の受付控、料金別納郵便の受付控、レタックス用紙など1万9,000件以上が対象となっており、届け先や差出人の氏名、住所、電話番号などの個人情報が含まれていたという。
なお、書類は保存期間が過ぎたもので、誤廃棄による内部でのミスとみられることから、「外部への情報流出のリスクは低い」と説明されており、対象者からの問い合わせや第三者による不審なアクセスなどは確認されていないという。
日本郵便沖縄支社は、「今回の事態を真摯に受け止め、再発防止と情報管理の徹底に努める」としており、社内での指導強化に加え、保存文書の管理体制の見直しも図る方針だという。
【参考記事】
https://www.post.japanpost.jp/index.html