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「全員のアドレス一覧記載してメール送信」情報流出 市民ボランティア30名影響【大阪】

大阪市の教育委員会事務局で、市民ボランティアに向けて送信したメールに個人のメールアドレスが記載されたまま送信されるミスが発生。
個人情報が流出したことが明らかになった。
対象は識字推進事業に関わるボランティア30名のメールアドレスとのこと。

市によると、2025年6月23日に生涯学習部の職員がボランティアへの事務連絡のため、メールを一斉送信。
本来であれば「BCC」機能を使って個人のメールアドレスを非表示にするべきところ、本文中に全員のメールアドレスが記載された状態で送信されていた。
同日、別の職員が誤送信に気づき確認したところ、本文中にボランティア30名の個別アドレスがそのまま記載されており、個人情報が第三者に知られる事態となっている。
調べから担当職員が、エクセルに保存されたメールアドレス一覧を一度本文に貼り付けたあと、BCC欄へ再度コピーし、削除すべき本文内の記載をそのままにして送信していたことが分かっている。
加えて、メール内容を他の職員と確認する手続きも行われていなかったことが、今回の流出につながったとのこと。

市は対応として、影響を受けたボランティア30名に対して謝罪と、誤送信されたメールの削除を依頼。
再発防止策として、今後はメール送信前に複数名による内容確認を徹底するほか、職員への個人情報保護に関する教育を強化するという。

【参考記事】
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/0-Curr.html