2025年5月、横浜市の中学校が実施した自然教室で、生徒の個人情報が記載された名簿が紛失する事案が発生した。
市の教育委員会によると、名簿の紛失が起きたのは5月14日から15日にかけてのこと。
山梨県都留郡鳴沢村で行われた自然教室の期間中だったという。
旅行の運営を受託していた「近畿日本ツーリスト株式会社 横浜支店」が手配した派遣看護師が、学校から預かった生徒の名簿が紛失している。
5月15日、看護師が紛失に気付き捜索を開始するも、現地での捜索では見つかっていない。
紛失したのは、A4サイズ1枚の名簿で、1年生の生徒241名分の個人情報である氏名、学校名、クラス名、出席番号が含まれていたという。
5月23日、名簿の紛失について、旅行の委託元である近畿日本ツーリスト横浜支店から、対象生徒の保護者宛に謝罪文が配布されており、学校長が校内放送を通じて生徒に経緯を説明。
同日に保護者にも通知が行われました。
市教育委員会は今後の再発防止策として、以下の点を挙げている。
・委託事業者に対し、個人情報管理の重要性を改めて周知
・今後委託するすべての事業者に対して、名簿の取り扱いへの注意喚起を強化
・市立学校にも個人情報保護の徹底を呼びかけ
・学校教職員への個人情報取り扱いに関する研修の実施
【参考記事】
https://www.city.yokohama.lg.jp/