香川県開催の環境清掃イベントで参加者100名分の個人情報が、第三者から閲覧可能な状態になっていたことが判明した。
問題が発生したのは、2025年7月5日に実施予定の「瀬戸内4県一斉清掃大作戦!」という海ごみ清掃イベントで、23日午後5時過ぎにイベントの案内を参加者586名にメールで送信。
ところが、本来送るべき申込フォームのURLではなく、すでに参加登録を済ませた100名の氏名、住所、生年月日、電話番号などが記載された内部資料のリンクを誤って記載していた。
受信者からの指摘により誤送信が発覚している。
県は23日に問題のページを削除。
現在のところ、個人情報の悪用など被害の報告は確認されていないとのこと。
また、メールは職員1名が単独で作業を行っていたほか、誤って公開されたファイルにパスワードなどの保護措置がなされていなかったことも判明している。
香川県は対応として、該当する100名に対して電話などで個別に謝罪を実施。
今後は複数人による確認体制の強化や、個人情報を含むファイルへのパスワード設定を徹底するなど、再発防止策を講じるという。
香川県環境管理課の課長は「個人情報の取り扱いに不備があり、多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけした。深くお詫び申し上げます。再発防止に向けて万全を期したい」とコメントしている。