青森県階上町は2025年6月9日、町のホームページに掲載していたファイルの不備により、最大で284名分の個人情報が閲覧可能な状態だったと公表。
問題があったのは、2025年3月25日に掲載された「農業経営基盤強化促進法」に基づく地域計画に関するファイルだった。
町によると、当該ファイルは個人の氏名を非開示としたうえで公開したとされていた。
しかし、閲覧者がファイルをダウンロードし、特定の操作を加えることで、非表示にされていたはずの氏名が確認できる状態だったことが判明している。
不備が発覚したのは、6月9日、別の行政機関からの指摘によるもので、町が独自に把握していない。
原因について町は、不開示処理の方法が不適切であったこと、また確認作業を印刷された紙面のみで実施し、ファイルの電子データ自体を十分に確認していなかったことが要因と説明。
現在までのところ、個人情報の流出による二次被害は確認されていないという。
町は対応として該当する284名に個別に連絡を行い、状況を確認。
階上町は「深く反省している」とのコメントを出し、同様のミスを防ぐため、今後はファイルの処理方法の見直しや、データを含めた複数人によるチェック体制の強化、全職員への個人情報管理の徹底を図るとのこと。
【参考記事】
https://www.town.hashikami.lg.jp/index.cfm/1,html