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錠前メーカー、全システムが停止 データが暗号化される被害発生

錠前(カギ)や建築金物、防犯機器メーカー「日本ロックサービス」で2025年6月12日、サーバーが不正アクセスを受けており、データが暗号化される被害が発生した。
現在、同社は外部のセキュリティ専門家の協力のもと、被害の全容解明とシステムの復旧作業を進めている。
警察および個人情報保護委員会への報告準備も進められており、対応が続いている。

不正アクセスは2025年6月12日の業務終了間際に発覚。
同社システムに異常が生じたことを受け、全システムを停止して調査を実施したところ、一部のサーバーが不正にアクセスされ、データが暗号化されていることが判明した。
翌13日朝からは、外部の専門業者と連携し、調査および復旧作業に着手している。

現在、同社では被害拡大防止のため、インターネットからのサーバー遮断を実施し、フォレンジック調査を継続中とのこと。
個人情報の流出有無や影響の範囲については引き続き調査中で、全容の把握には時間を要する見込みだという。
また、個人情報保護委員会および、一般財団法人放送セキュリティセンター(SARC)に対して、個人情報が流出した可能性がある旨を速報として報告済みであり、地元の巣鴨警察署にも相談が受理されたことが発表された。
現時点では、被害の範囲や流出した情報の有無については明らかになっておらず、同社は引き続き調査と復旧を進めながら、関係各所との連携を図っていく方針を示している。
同社は「お客様および関係者の皆様には、多大なご不便とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明している。

【参考記事】
https://www.lock.co.jp/