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「他のこどもの個人情報みれる…」子育て支援センターで18名分情報流出【鎌倉市】

2025年5月29日、神奈川県鎌倉市は「大船子育て支援センター」のイベント申込用オンラインフォームにおいて、参加申込者の個人情報が他の申込者から閲覧可能な状態となっていたことを明らかにした。

このフォームは、大船子育て支援センターの指定管理者が、乳児とその保護者を対象とした交流イベントの申込受付のために作成したもので、「Googleフォーム」を使用していた。
市によると、5月28日に開催されたイベントに参加した市民から、5月29日午前10時頃、「Googleフォームの入力後に表示されたページで、他の申込者の情報が閲覧できる状態になっていた」との通報があったことで判明した。
閲覧可能だった情報にはメールアドレス、電話番号、申込者の氏名、子どもの氏名、子どもの生年月日、子どもの性別など該当。
合計18名分が影響対象とされている。
原因は、指定管理者がフォーム作成時に「結果の概要を表示する」設定を誤って有効にしていたことによるもので、申込者同士で入力内容が共有される状態となっていた。

市は通報を受けた直後に指定管理者へ連絡し、設定の変更を指示。
フォームは速やかに閲覧できない状態に修正された。さらに5月29日から30日にかけて、指定管理者の職員が影響を受けた申込者9名に対し、謝罪と今後の対応について説明を行った。
再発防止策として、指定管理者は今後オンラインフォーム作成時にダブルチェック体制を導入する方針を示している。
また、鎌倉市は本件を受け、同センターの管理運営について、基本協定書に基づいた適切な運営と個人情報管理の徹底を指導した。

【参考記事】
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/index.html