2025年5月14日、東京都文京区は、観光ガイド事業の参加申込者の個人情報が、インターネット上で一時的に閲覧可能な状態となっていたことを明らかにした。
事業を担当するアカデミー推進課によると、同事案は文京区が実施する「文の京ガイドツアー」に関するもので、同区が民間事業者に委託していた申込フォームの管理作業において発生。
2025年5月10日正午頃、委託事業者が募集締切後にフォーム閉鎖作業を行った際、誤ってオンライン応募者全員の個人情報が記載されたリンクを参加者募集ページ上に表示してしまったという。
これにより、同年5月10日から5月14日午後2時までの間に募集ページを閲覧し、該当リンクを押下した利用者は、応募者80名分の氏名・年齢・住所・電話番号といった個人情報を閲覧できる状態だった。
事故の原因は、申込フォームの更新作業において内容確認が不十分だったことによると説明されている。
文京区は、5月15日にオンライン応募者全員へメールで謝罪と再発防止に関する案内を送付。
委託事業者に対し、申込フォーム更新手順の見直しと確認方法の徹底を指導することで、再発防止に取り組む方針を示した。
同区は「応募者の皆様に深くお詫び申し上げる」とコメントしており、情報流出の再発防止に向けた対応が注目される。
【参考記事】
観光ガイド事業におけるガイドツアー応募者情報の誤掲載について
https://www.city.bunkyo.lg.jp/index.html