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安土城、不正アクセス被害 個人情報含むサーバーが海外から【滋賀県】

2025年5月16日、滋賀県にある県立安土城考古博物館のホームページとメールシステムに不具合が発生。
同館が設置しているサーバーに対して海外から不正アクセスがあったことが明らかになった。

同館によると、同日13時30分頃にホームページへのアクセス障害が発覚。
14時にはサーバーの管理業者への確認により、メールの送受信にも不具合が発生していることが判明した。
原因は、海外からのアクセス集中によるもので、不正アクセスであることが確認されたという。
対応として、14時30分頃には海外からのアクセスを遮断する措置が講じられ、ホームページおよびメールの通信障害は同日中に解消されている。
なお、被害があったサーバーには14件分の個人情報が記録されていたが、ホームページサーバー内に不正アクセスの痕跡は認められず、保存されていた個人情報が流出した形跡はないと説明されている。

同館は対応として、影響が懸念される14名の該当者に個別連絡を実施。
その後の対応として、5月17日に近江八幡警察署へ連絡が行われ、5月19日にはホームページサーバー内に保存されていた個人情報は削除。
以後はサーバー内に情報が残らない措置が講じられた。
今後は、滋賀県、滋賀県警察本部、安土城考古博物館および保守管理業者が連携し、詳細な状況把握と必要な対応策の検討を進めていくとしている。

【参考記事】
県立安土城考古博物館ホームページ・メールサーバーへの不正アクセスについて
https://www.pref.shiga.lg.jp/