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新潟市保健所で個人情報書類が紛失「親族宅コピー機で複写したら…」

2025年5月8日、新潟市保健所保健管理課で、個人情報を含む書類が紛失していたことが判明している。

紛失したのは国民生活基礎調査の一環で作成された「地区別世帯名簿」であり、対象となる20名の氏名が記載されていた。
名簿には住所、生年月日、世帯員数などの情報は含まれていなかったとされている。
この名簿は、調査を担当する調査員が訪問時のメモ用として手書きで作成し、2025年4月24日に親族宅のコピー機で複写を行った。
しかし、その後自宅に戻った際、名簿の原本を紛失していることに気づいたという。

調査員は翌25日に新潟市へ紛失を報告し、同日中に新潟県および厚生労働省にも報告が行われた。
さらに4月30日には、所轄の警察署に対して遺失物届が提出され、現在も名簿の捜索が続けられているが、発見には至っていない。
なお、現時点では紛失による二次被害の報告はないという。
新潟市は今後の再発防止策として、すべての調査員に対して個人情報および調査資料の適切な取り扱いに関する指導を徹底するとし、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」とのコメントを発表している。

【参考記事】
https://www.city.niigata.lg.jp/