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名古屋市の図書館、行政文書が閲覧可能状態に 業務の再点検進める

鶴舞中央図書館(名古屋市)は、行政文書公開請求に基づき公開した文書の一部に、本来非公開とすべき利用者番号(図書館貸出券に記載の10桁の番号)が、特定の操作により閲覧可能な状態であったことを明らかにした。
この利用者番号は、2025年2月28日時点で同図書館書庫に保管されている書籍を借りていた利用者のもの。
同図書館によると、利用者番号のみが流出しており、連絡先や貸出情報などの個人情報を知るには、利用者番号に加えて氏名やパスワードが必要となる。
そのため、一般の者が流出した利用者番号を使用しても、誰がその番号を利用しているかを特定することはできず、現時点での影響はないとしている。

鶴舞中央図書館は今回の不手際について謝罪し、「皆様にご心配をおかけし心よりお詫び申し上げます」と述べた。
今後は業務の再点検を進め、個人情報の保護を強化し、市民が安心して図書館を利用できる環境を整えると表明している。

【参考記事】
https://www.library.city.nagoya.jp/index.html