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「4,191名分の卒業生台帳がない…」住所など個人情報記載 金庫の鍵は校長保有【葛飾区】

東京都葛飾区は2025年3月28日、区内の小学校で1947年度から1964年度までの卒業生4,191名分の情報が記載された卒業生台帳が所在不明となっていることを発表した。
台帳には氏名や住所、進学先、保護者名などの個人情報が含まれていた。

区の教育委員会によると、法律事務所からの依頼により卒業証明書を発行しようとした際、校長室に保管されていたはずの台帳が見つからず、紛失が判明した。
該当の台帳は、鍵付きの金庫内に保管されており、鍵は校長が管理していたという。
台帳が最後に確認された時期や、紛失の原因は不明とされている。
現時点で、卒業生の個人情報が悪用されたという報告は確認されていない。

同小学校では、引き続き校内の捜索を進めるとともに、歴代校長への聞き取り調査を実施。
台帳の内容については、卒業アルバムなどの資料をもとに可能な限り復元を図るとしている。
ただし、卒業証明書の発行については、今後困難になる可能性があるとのことで、葛飾区教育委員会は「再発防止を徹底していく」とコメントしている。

【参考記事】
https://www.city.katsushika.lg.jp/