静岡県は2025年3月14日、「東京2020オリンピック・パラリンピック大会」に関連する個人情報が含まれている可能性のあるUSBメモリを紛失していたことを公表した。
県によると、2025年1月に実施した県庁内部監査の結果、USBメモリの紛失が判明。
当時の職員が一時的に個人情報を保存した可能性があることが分かっている。
紛失したUSBメモリには、静岡県都市ボランティアやパラリンピック聖火リレーランナー、運営スタッフ、伊豆半島・東部地域首長協議会出席者などの個人情報が該当。
氏名、住所、所属、役職、障害の有無などが含まれていたという。
ただし、職員の記憶などに基づく調査のため、全ての情報が明確になっているわけではないとしている。
USBメモリの貸出管理簿が適切に運用されておらず、紛失を把握できなかったことが原因とされている。
現時点で、情報流出による被害は確認されていないとされているが、県は「情報管理の徹底に努める」としている。
なお、USBメモリのデータはパスワードで保護されていたという。
県は関係者に対し、「多大な心配と迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げる」と謝罪。
問い合わせについては、静岡県スポーツ政策課が対応するとしている。
【参考記事】
https://www.pref.shizuoka.jp/