2025年3月4日、粘着テープの総合メーカー「寺岡製作所」でランサムウェア被害が検知された。
公表によると、同社のインドネシア子会社「PT.TERAOKA SEISAKUSHO INDONESIA(以下、PTI)」が攻撃を受けており、サーバー内のファイルが暗号化されていることが確認されている。
公表時点でPTI以外のグループ会社には被害はなく、情報が外部へ流出した事実は確認されていないものの、引き続き調査が行われている。
現時点では、具体的な感染経路や攻撃手法についての詳細は不明。
PTIでは対応として、ランサムウェア被害を受けた直後に対策本部を設置、外部の専門家と協力して被害範囲の特定とシステム復旧作業を進めている。
3月21日時点では、代替手段を用いた業務運用を確立し、生産および出荷業務が通常通り行える状態になったと報告されている。
今後の対策として、システムの完全復旧を目指すとともに、セキュリティ対策の強化に取り組む方針を示しており、新たな情報が確認され次第公表する予定とされている。
【参考記事】
https://www.teraokatape.co.jp/