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ベンチャー企業支援施設で199件の情報流出 人的ミス原因か【かわさき新産業創造センター】

川崎市のベンチャー企業向け支援施設「かわさき新産業創造センター(KBIC)」で、メールの誤送信による情報流出が発生した。

誤送信は2月20日に2回発生しており、KBICが主催する「音楽ウィークIn KBIC」の案内を199件のメールアドレスに一斉送信する際、本来なら受信者同士のアドレスが見えないBCC設定を使用するべきところ、誤ってTOに入力して送信。
これにより、受信者全員が他の送信先のメールアドレスを閲覧できる状態となっている。
この誤送信により、199件のメールアドレスが意図せず公開される形となり、プライバシーの侵害につながる可能性が生じている。
受信者が意図せず他の送信者の情報を取得してしまうことに加え、不正利用やスパムメールの標的となるリスク懸念もある。
主な原因は、メール送信時の人的ミスであり、誤送信後の日程修正の際も同じミスが繰り返されたことで、影響が拡大した。

財団は対策として、メール送信時のダブルチェックを徹底し、職員による確認作業を強化すると説明。
また、メーリングリストの導入など、より安全な方法で情報を発信できる仕組みを構築するとしており、イベント案内などの一斉送信を行う際には、誤送信が発生しない運用方法を見直すとのこと。
なお、関係者への謝罪と、問い合わせについては、専用の窓口を設けて対応を進めるという。

【参考記事】
電子メール誤送信についてのお詫び
https://kbic.jp/