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群馬県内複数学校で生徒・保護者情報の流出多発 いずれも教職員のミス

2025年1月、群馬県内の複数の県立学校で生徒や卒業生、保護者らの個人情報が誤って流出する事案が相次いで発生していたことが明らかになった。
県教育委員会による公表では、各学校で発生した事案は以下の通り。

・県立前橋女子高等学校(1月10日発生)
クラウドサービスで小テストの日程や範囲を生徒に配信する際、誤って卒業生275名の氏名および国語の小テストの得点・順位データが含まれたファイルを配信。
約15分間、生徒が閲覧できる状態となった。
学校は卒業生や保護者に対し謝罪している。

・県立しろがね特別支援学校(1月14日発生)
教員間の情報共有アプリの設定ミスにより、特定の生徒34名の名字、5名の配慮事項、17名の作業適正評価、教員25名の名字が全県立学校の教職員や生徒に公開されたことが判明。
対象者と保護者に説明と謝罪を行った。

・県立前橋清陵高等学校(1月15日発生)
欠席・遅刻連絡用の入力様式を配信する際、誤って生徒29名の氏名・学年・クラス・入力者のメールアドレス・欠席理由を含むデータを送信。
2日間生徒が閲覧可能な状態になった。
該当生徒と保護者に謝罪した。

・県立聾学校(1月21日発生)
研修案内メールを保護者69名・教職員102名に送信する際、BCC欄ではなくTO欄にメールアドレスを入力したため、受信者間でアドレスが見える状態になった。
対象者に説明し、誤送信メールの削除を依頼した。

県教育委員会の対応

県教育委員会は1月23日、県立学校長らに通知を発出。
個人情報流出防止のチェックリストを配布し、各校に情報管理の見直しを指示した。
また、同日開催の臨時校長会では個人情報の適切な管理を改めて徹底するよう求めている。
県は「関係者に多大な迷惑をかけ、深くお詫びする」とコメント。
今後、より厳格な情報管理を進め、再発防止に努めるとのこと。

【参考記事】
https://www.pref.gunma.jp/