香川県高松市で実施された、2025年度の農業・林業における実態調査において、業務中の統計調査員が調査関係書類を紛失したという。
1月20日、調査員が丸亀市役所で調査関係書類を提出する際に不足が判明。その後の調査で、書類の一部は廃棄され、別の一部は調査対象者に渡されたものの、所在不明の書類があることが確認された。
紛失した書類には、調査対象者8名分の個人情報や農林業経営に関するデータが含まれており、調査対象者の氏名や住所、電話番号などが記載された「客体候補一覧表」や「客体候補名簿」のほか、農業経営に関する「調査票」、調査対象地を示す「調査区地図」などが該当している。
書類の一部は、丸亀市内で紛失したとされており、公表時点で第三者による個人情報の不正利用は確認されていないとのこと。
その後、正式に警察署に遺失物の届け出が出されている。
香川県は今後、統計調査員への指導を徹底し、再発防止を図るとともに、紛失した調査票については改めて調査対象者に回答を依頼する方針とし、「今後、個人情報を含む調査関係書類の管理を一層徹底し、同様の事態が発生しないよう努める」とコメントしている。
【参考記事】
https://www.pref.kagawa.lg.jp/index.html