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約5時間40分、高校の成績一覧が表示される事態発生 46名生徒に心的ショック【富山県】

富山県の県立高校において実施された「生物基礎」のテスト結果が、約5時間40分にわたり教室内に掲示される事態が発生。
21名の生徒が成績一覧を閲覧可能な状態になっていたという。

2025年1月14日、同校の20代男性担任教諭が、生徒の課題提出状況のみが記載されていると勘違いした一覧表を、課題提出を促す目的で教室内に掲示。
しかし、実際にはテストの点数や課題の提出状況が含まれた一覧であり、生徒同士の会話でその事実に気づき撤去れている。
一覧表は、50代女性教諭が生物基礎の課題提出状況を把握するために作成したもので、10日に職員室内の担任用ボックスに入れたもの。
しかし、忙しさから教諭間での直接の説明や手渡しが行われず、誤解が生じたとされている。

誤って掲示された成績一覧は、該当クラスの生徒18名と他クラスの生徒3人が閲覧していたことが確認されている。
また、全2年生159名に行ったアンケートでは、46名が「不安や心配を感じた」と回答。成績が公開されたことにショックを受けた生徒いた。

同学校は対応として成績や答案の取り扱いに関する手順を見直し、教員間での手渡しを原則とするルールを再確認するとのこと。
また、県教育委員会は県内全校長に対し、情報管理の徹底と教員間コミュニケーションの重要性を周知する通知を発出している。

【参考記事】
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250121-OYT1T50063/
https://news.yahoo.co.jp/articles/76bec60461c1869f8d6c255a50f85fca3a1d3503